名刺の自作したいけど、どんなソフトでデザイン・作成できるんだろう?
できるだけ安く作りたいし、名刺を作りたいだけだから、ソフトにお金を掛けるのは気が進まない。
初心者でも簡単に名刺を作れるソフトはないかな?
この記事はこういったお悩みを解決します。
記事を書いている僕自身、デザインやWEB系のお仕事に10年以上携わり、会社の業務改善なども行ってきました。そんな経験を元に実用的な解説をしていきたいと思います。
名刺の自作に最適な名刺作成ソフトは?
名刺を作成・デザインできるソフトで代表的なものには「Adobe Illustrator(イラストレーター)」「Canva(キャンバ)」「Microsoft Word(ワード)」「名刺用紙メーカーのソフト」があります。
結論から言うと、名刺の自作に最適な名刺作成ソフトは「名刺用紙メーカーのソフト」一択。
初心者以外でもデザインが本業でない人には一番にオススメします。
理由は次の3つ。
- 専門知識なしでデザインが直感的にできる
- 印刷の工程まで機能として含まれている
- 無料(会員登録も不要)で使える
理由について詳しく解説していきます。
理由①:専門知識なしでデザインが直感的にできる
主な機能としては、文字や画像などを自由にレイアウトできるのをはじめ、文字の細かな調整、配置したものを整列・グループ化・ロックするといったことができます。QRコードを生成したり、テンプレートからアレンジしたりというのも簡単で、専門的な知識は必要ありません。
操作については、例えば、文字を選択すれば文字を調整するためのパネルが表示されるので、どこで調整するのかを探す手間が無く、操作に迷うことがありません。
名刺用紙メーカーのソフトは、名刺をデザインするために必要な機能がまとめられていて、逆に余計な機能がないので操作に迷うことなく直感的にデザインできます。
理由②:印刷の工程までが機能に含まれている
デザインは自由で良くても、印刷時にはデザインを複製してカット位置に正確に配置(敷き詰め)しないといけないなど、初心者がつまづきやすいのが印刷の工程だったりします。
名刺用紙メーカーのソフトならボタン一つで複製配置ができます。プリンターによる印刷位置のズレも瞬時に調整ができます。
印刷の工程までが機能に含まれているので、初心者でも苦労することなくスムーズに進められます。
理由③:無料(会員登録も不要)で使える
もちろん他にも無料で使えるソフトはありますが、有料のソフトと比べると大きなメリットかと思います。
名刺用紙メーカーのソフトと言っても、用紙を買っていない人でも無料でダウンロードしてパソコンにインストールしたり、ブラウザから使用できます。会員登録も必要ありません。
その他の作成ソフトをオススメしない理由
他のソフトでも良いのでは?と思う方もいると思いますので、比較もしておきます。
Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)
プロ御用達のデザインソフト「Adobe Illustrator」。月額2500円程度のライセンス料が必要です。無料や格安の代替え的なソフトとして「Affinity Designer」「Inkscape」「Gravit Designer」というのもあります。
慣れれば使いやすいし、使いこなせば色んな事ができますが、慣れるまでに時間が掛かるのでデザインが本業じゃない人には向いていません。
Canva(キャンバ)
Canvaは無料(有料登録もあり)のデザインツールで、ブラウザやスマホアプリから使えます。豊富なテンプレートから選んで、(変にカスタマイズしなければ)オシャレ・カッコいいデザインが簡単に作れます。
名刺のデザインもテンプレートを使って簡単にできるかもしれませんが、名刺用紙に印刷する方法が分からず挫折する人が大半かと思います。
Canvaはどちらかと言うと名刺プリントサービスに向いています。
Microsoft Word(マイクロソフト ワード)
名刺を自作するならワードが一番と誤解してる人が多いですが、「ワードを使っている会社が多いから名刺もワードで作れたら良いよね」というところが始まりなので、決して名刺のデザインに適しているソフトではありません。
僕も書類はワードで作るので操作はそれなりに慣れていますが、他のソフトと比べて作業にかなりの時間が掛かってしまいます。
ひと昔前ならデザインソフトが高価だったのでワードを使うのが普通だったかもですが、今は無料で高機能なソフトが使えるので、名刺を作るのにワードを使うメリットはありません。
どの名刺用紙メーカーのソフトを選べば良いか
名刺用紙メーカーのソフトには、A-oneの「ラベル屋さん」、コクヨの「合わせ名人」、エレコムの「らくちんプリント」があります(PLUSの「デザイン満彩」はサービス終了)。
名刺用紙と同じメーカーのソフトを使うのが基本。用紙選択が品番を指定するだけでカンタンです。
しかし、同じタイプの用紙ならどのメーカーでも印刷位置は同じなので、用紙と違うメーカーのソフトを使っても問題ありません。
例えば、名刺同士がくっ付いて10枚配置されているものなら、ほとんどの用紙で余白は上下11ミリ・左右14ミリと同じになっています。
A-one「ラベル屋さん」がオススメです
名刺用紙メーカーのソフトの中で一番オススメするのがA-oneの「ラベル屋さん」です。
操作性はどのメーカーでも良く、特別な差はありませんが、A-oneは用紙の種類が豊富なので、ソフトが対応している用紙が多いということがあります。
後は、保存データは他社ソフトでは使えないので、サービスの継続性を考えると事務系用紙専門のA-oneが良いように思います。
「ラベル屋さん」の紹介動画がありましたので掲載しておきます。
ラベル屋さん(https://www.labelyasan.com/)
オススメの名刺用紙は?
ミシン目カットや薄くてペラペラな名刺用紙を使ったりしていないでしょうか?
名刺のデザインがうまく作れたとしても、用紙がダメだと安っぽい名刺にしかなりません。名刺を自作する上で用紙選びは超重要です。
心当たりのある方は、こちらの記事を参考にしてもらうと良いかと思います。
名刺用紙の選び方&オススメ10選【初心者でも本格的な名刺ができる】
「名刺を自作するなら、ちゃんとした名刺を作りたい」という人のための、初心者でも実践できて、後々も応用可能な、本格的な名刺を作るための名刺用紙の選び方と、その選び方を踏まえたオススメの名刺用紙10選を紹介します。
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まとめ
名刺の作成ソフトについてまとめておきます。
名刺の自作で初心者に最適な作成ソフトは「名刺用紙メーカーのソフト」一択。
理由は、
- 専門知識なしでデザインが直感的にできる
- 印刷の工程まで機能として含まれている
- 無料(会員登録も不要)で使える
からです。
名刺用紙メーカーのソフトの中でも、名刺用紙の種類が豊富でサービスの継続性も期待できる、A-oneの「ラベル屋さん」がオススメです。
そして、名刺用紙も安っぽくならない、ちゃんとしたものを選びましょう。
以上、名刺の作成ソフトについて解説してみました。
名刺を自作する際には、ぜひ参考にしてみてください。