エックスサーバーが高いならクラウド型レンタルサーバーで解決します

レンタルサーバーをどれにしようかとネット検索すると「エックスサーバーが良いらしい」というところに辿りつきます。僕自身もエックスサーバーは選んで失敗のないレンタルサーバーだと思いますが、もうちょっと安く手軽に始めたいという方も多いのではないでしょうか。

そこでこのページでは、エックスサーバーのように性能を重視しつつ、リーズナブルなプランも用意されたクラウド型レンタルサーバーを紹介したいと思います。

後悔しないように、色々と知った上でエックスサーバーにするのか、それともクラウド型レンタルサーバーにするのかを判断してみましょう！

エックスサーバーが支持される理由

まずは、エックスサーバーはなぜそんなに支持されているのでしょうか。

エックスサーバーは2003年からサービスを開始し、運用サイト数は160万件（2018年11月時点）、「webhosting.info」で調べると国内の運用ドメインシェアは断トツのナンバーワンです。サーバーの増強や新しい技術を取り入れるなどの運用面もしっかりしています。

ざっくり言うと「実績があって人気も高い」「ワードプレスが快適に動く」「安定感がある」「多数のアクセスに強い」という感じです。
アルファブロガーの方にもよく紹介されているので、身近な信頼感があります。

エックスサーバーの主な特長

主な特長は次の通りです。

高速サーバー

• 最新24コアCPU（Xeon Goldシリーズ）＋256GBメモリ＋オールSSD RAID10採用
• 総計942Gbpsの国内高速バックボーン
• 独自開発の高速化機能「Xアクセラレータ」搭載
• FastCGIやキャッシュモジュールに対応、PHP高速化や負荷軽減が可能
• 高速Webサーバー「nginx」、「HTTP/2」対応でWebサイトを高速表示

多機能

• 大容量200GBからのストレージ
• マルチドメイン・メールアドレス無制限
• 簡単操作のサーバー管理ツール
• PHP7などの幅広い言語に対応
• SSHやcronによるコマンド、プログラムの実行も可能
• 人気のブログやショッピングカートを簡単インストール
• 独自SSLを無料で利用可能

安定性

• 安定のサーバー稼働率99.99％以上
• 自動バックアップ機能に標準対応
• 24時間365日メールサポート
• 電話サポートあり、専任スタッフが対応
• Webサイトのセキュリティを強化する「WAF設定」機能搭載

エックスサーバーの料金

料金は最安のX10プランで年間契約なら月額1000円（初期費用3000円）、上位プランのX20・X30もありますが、X10で十分事足りるサービス内容となっています。

エックスサーバーは万人に最適なのか

そんな人気のエックスサーバーですが、果たして万人に最適なレンタルサーバーなのでしょうか？

高速性・機能性・安定性を考えれば、月額1000円はコストパフォーマンスは高いと言えます。しかしながら、月間で数万PVというようなホームページにはオーバースペックです。将来的には数十万PVを想定していたとしても、立ち上げ時やそこに辿り着くまでの期間では同じようなことが言えます。

もうちょっと安くて手軽にならないかと思う方がいるのは無理もありません。

エックスサーバーに代わるクラウド型レンタルサーバー

もうちょっと手軽にという方には、最近注目されているクラウド型レンタルサーバーがオススメです。高速・トレンド技術の採用を売りにしながら、月額1000円以下のリーズナブルなプランも用意されています。

登場したばかりのため運用年数は長くないものの、そんなデメリットを感じさせないほどのコストパフォーマンスが魅力です。

また、プラン変更のために稼働を止めたり、移行作業を行う手間が必要ないので、ホームページの成長に合わせた無駄のないプラン選択ができます。

ワードプレスで比較すると、同じ価格帯のレンタルサーバーとでは、明らかな違いを体感できます。管理画面もストレスフリー。※ロリポやさくらと比較

クラウド型レンタルサーバーとは？

クラウド型レンタルサーバーは、ユーザーごとにCPUやメモリのリソース（使用できる量）を制御するタイプの共有サーバーです。これまでのレンタルサーバーにあった、他のユーザーの影響（高負荷）を受けて自分のサイトでもパフォーマンスが悪くなるといったことがほぼなく、安定した稼働が期待できます。

サーバー会社側としてもサーバーの使用率を上げて運用コストを圧縮できる（想定以上の高負荷に対応する余裕がいらないので）ため、コスパの高いサービスの提供が可能です。

クラウド型レンタルサーバーについてはこちらをご覧ください。

クラウド型レンタルサーバーの一覧

代表的なクラウド型レンタルサーバーは次の5つです。

エックスサーバーより安く手軽に始めたいという人にオススメなのは「JETBOYレンタルサーバー」と「カラフルボックス」です。

JETBOYレンタルサーバー

「JETBOYレンタルサーバー」は2015年12月にスタートしたクラウド型レンタルサーバーのサービスです。

ハイスペックなSSDサーバーでWEBサーバーに「LiteSpeed」を搭載しながら、月額290円（年契約）のリーズナブルなプランから利用できるのが魅力です。LiteSpeedについてはJETBOYの公式サイトで「超速くなるよ」という内容が紹介されています。

JETBOY公式サイト

JETBOYの主な特長

主な特長は次のような感じ。

• 最大28コアCPU・64～128GBメモリ・SSD/RAID5
• 次世代WEBサーバーLiteSpeed搭載
• 転送量無制限、トラフィックに対する課金なし
• サーバー上のデータを毎日自動でリモートバックアップ
• 任意のタイミングでホームディレクトリ、データベースなどのバックアップ対応
• 独自ドメイン数・サブドメイン数・FTPアカウント数は無制限
• 無料SSL証明書のLet's Encryptに対応
• サーバー管理は独自パネル＋cPanelを採用
• PHP7またはPHP5を利用可
• WAFを実装（ModSecurity）

JETBOYの料金

リーズナブルなプランが充実しているので、数ページのホームページから始めたいという方に最適です。最安のプラン「ミニSSD」で年間3,480円（月契約は380円／月）、「ファーストSSD」で年間6,960円（月契約は690円／月）となっています。

カラフルボックス

「カラフルボックス」は2018年7月にスタートしたクラウド型レンタルサーバーのサービスです。

まだ始まったばかりのレンタルサーバーですが、「クラウド型レンタルサーバーの完成形」と言っているだけあって、高速性、バックアップ、セキュリティ、柔軟なプラン変更（プランダウンもOK）をはじめ、最近のニーズに全部対応したようなサーバーです。

僕的には、今後よほど運営体制が悪くないかぎり、今一番オススメするレンタルサーバーです。

カラフルボックス公式サイト

カラフルボックスの主な特長

主な特長は次のような感じ。

• Intel Xeon 28コア56スレッド・384GBメモリ・高速ピュアSSD/RAID構成
• 東京／大阪、10Gbpsで大容量バックボーンに接続
• 次世代Webサーバー「LiteSpeed」搭載、「HTTP/2」対応
• 無料SSL標準対応（COMODO社SSL証明書）
• マルチドメイン・データベース・メールアドレス無制限
• 東日本と西日本のリージョンから選択が可能
• 地域別自動バックアップ（過去14日分）
• サーバー管理はcPanelを採用
• 次世代セキュリティ「Imunify360」を導入、WAF / IPS / IDS対応
• 柔軟なプラン移動（1日単位のプランアップ＆ダウン）、移行作業不要
• ライブチャット・電話・メール、すべてに対応したサポート体制

カラフルボックスの料金

カラフルボックスの特長「柔軟なプラン移動」を有効に使えるように細かくプランが分かれています。各プランには転送量が決まっていますが、スペックに対して余裕のある設定になっています。

小規模や開設当初はBOX1、アクセスが付いた頃にBOX2に移行、後は転送量に合わせたプランに移行することで、無駄のない運用ができると思います。

※お試し期間が30日間あるので、じっくり試せます！（クレジットカードの登録も不要）

まとめ

最後にこのページのポイントをまとめておきます。

• エックスサーバーは人気・実績・性能も高いですが、小規模や開設して間もないホームページにはオーバースペックで無駄のないプラン選択とは言えない場合があります。
• そういった場合は、クラウド型レンタルサーバーを検討しましょう。高速・トレンド技術を採用したコストパフォーマンスが魅力で、月額1000円以下のリーズナブルなプランも用意されています。
• クラウド型レンタルサーバーでオススメなのは「JETBOYレンタルサーバー」と「カラフルボックス」です。

エックスサーバー以外の選択肢もぜんぜんアリということが分かったと思います。

実績で選ぶ、信頼性を買うという事ならエックスサーバーは失敗のない選択ですが、コストパフォーマンスで選ぶならクラウド型レンタルサーバーの方がオススメです。

色々と分かった上で、後悔の無いレンタルサーバーを選びましょう。